閉店のご挨拶以来、たくさんのお客様においでいただきました。その後、お客様の声におされて営業の再開を決めてからも、お別れの宴会を祝宴にかえてのご来店をたまわり、まことにありがとうございます。
9月※には新しい店にて皆様をお迎えしとう存じます。
新しく開く和亭『なにわ』の開店は11月5日（月曜）となりました。
いよいよ「なにわ」の営業も残すところ僅かとなりました。 ご挨拶以来、遠方からわざわざご来店いただくお客様。 「最後の宴会」と何度も足を運んでくださるお客様。 先日は店の思い出を共有しようと記念品まで作っていただき、 本当にありがたいことと存じております。
ところが、この間に事情が急変いたしました。
店仕舞いのきっかけが、店舗賃貸借契約の更新であったことを耳にされた、近くのビルのオーナー様から「ちょうど空いた物件があるので、そこで続けてみないか」というお話を頂戴したのです。新しい店が開いては消えるようになってしまった落ち着きのない神保町界隈の中で、「なにわ」のようなお店を残したいというありがたいお申し出です。とはいえ、いったん閉店を決意して皆様にもご挨拶をし、連日お別れに来ていただきながら、ここにきて手のひらを返すようなこともないだろうと迷いました。
そこで娘・幸穂に相談すると、親の興した事業に対してはそれなりに考えていたらしく、「ピアニストと二足のわらじにはなるけれど、自分が加わって新しい店として、例えばピアノを置いて『生のクラシック音楽が聴ける本格和食の店』というのはどうだろう」と熱心に構想を語ってくれました。また、閉店を決めたためにパレスホテル東京に移ってもらった板前の佐藤智也にも相談したところ「戻って一緒にやりたい」という嬉しい返事。自分の体力の限界によって急かされるように閉店に追い込まれる、という心配に解決の糸口が見えました。
現在の「なにわ」は予定通り7月27日をもって閉店いたしますが、９月※には現在地から徒歩1分の所に、新しい「なにわ」として、皆様をお迎えできるようになります。詳細は準備が整い次第、ご案内差し上げたく思っております。
めまぐるしい話で誠に申し訳ありませんが、今後とも宜しくお願い致します。新天地にて再び皆様にお会いできる日を、楽しみにしております。
詳細は後日改めてお知らせいたします。
当初9月を予定しておりましたが、2012年10月になる見込みです。
拝啓 皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、突然ではございますが、当店大衆割烹「なにわ」は、7月27日（金曜）をもちまして、閉店させていただくこととなりました。
亡夫勇と共に、猿楽町に店を開いたのが昭和51年。以来、現在地への移転を挟み、36年間の長きに渡り、ご愛顧いただきまして、本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
ことに昨年の店主病没後は、皆様の励ましに支えられて店を続けてくることができました。開店30周年記念に始めました落語会は、芝落語会様のご協力をいただいて、当店の名物行事として続き、第16回を数えるに至っております。しかしながら、建物の契約更新を前にして、「元気なうちに自分の意思で締め括った方が良い」と決心した次第でございます。
長年にわたり賜りました皆様のご芳情に謹んで御礼申し上げますと共に、突然の閉店でご迷惑おかけしますことを、深くお詫び申し上げます。
残すところ2か月ほどでございますが、最後まで「なにわ」らしく、味を楽しむ憩いの処として、割烹の味とお酒を提供する所存でございます。
皆様の末永いご多幸とご健康をお祈り申し上げまして、略式ながら閉店のご挨拶とさせていだきます。
紆余曲折がありまして、いったん店を閉じてから場所を変えて営業を続けさせていただくことになりました。
店主小ノ澤勇他界に際しましては、弔意と励ましのお言葉ありがとうございます。 葬儀は滞り無く執り行うことができました。
ご多忙中のところご会葬賜りました方々には厚く御礼申し上げます。また生花に加え弔電・メール・ブログ記事など本当にありがとうございました。
３４年になる「なにわ」の歴史の中で、お客様という大きな宝物をいただきました。主人がどんなに会いたがっていたことか・・・こうして皆様に見送っていただくことで、その強い想いが叶えられたような気が致します。
何分にも取り込み中のことで、不行届きもございましたことをお詫び申し上げます。
「なにわ」は遺志をついで営業を続けてまいりますので、今後ともどうか変わらぬお力添えのほど、お願いいたします。
末尾ながら皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。
一月二十八日
神田・神保町 大衆割烹なにわ
小ノ澤貴美子
店主・小ノ澤勇儀、かねてより病気療養中のところ2011年1月21日に永眠いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。
昨年の厳しい一年を皆様方のお引き立てを賜り、なんとか商いができました。
あらため御礼申し上げます。
2010年もデフレの中の一年、厳しい商いとなると思われますが、皆様方のご要望に応えて、愛される店を志し邁進してまいりますので、本年もお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
2010年1月 店主 小ノ澤 勇
厳しい丑年になりそうですが、昨年の鼠のごときせわしなさは忘れ、牛の様に大きくゆっくり構えて一歩一歩やっていきましょう。
昨年は私事で、難病告知させていただき、多くの皆様より激励の言葉を頂戴し、誠にありがたく感謝申し上げます。勇気付けられました。すばらしいお客様に恵まれまして幸せ者と痛感しております。
一日でも長く店に出て、皆様と世間話が出来ることを楽しみに励んでまいりますので応援願います。ありがとうございます。
2009年1月 店主 小ノ澤 勇
1976年（昭和51年）1月5日、なにわが誕生しまして、お蔭様にて30余年の歳月が経ちました。ひとえにお客様のお引き立ての賜物と感謝申し上げます。
私事ですが本年9月には還暦を迎えました。27歳にて開業いたしましたので、我が半生をなにわと共に過ごしたことになります。この間、すばらしきお客様に恵まれ支えられてまいりました。
明年もお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
2008年師走 小ノ澤 勇
